年始オイリング大会
あけましておめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます。
すぎやま家の年末恒例行事のオイリング大会、今年はいろいろあって、年始にやることになりました。
木製リコーダーは定期的にメンテナンスを必要としますが、なかでもユーザーが比較的簡単にできるのがオイリングです。
楽器の内部に薄くオイルを塗布することによって、楽器を乾燥から守ります。
一般的には半年に一回程度やるのがよいといわれていますが、すぎやまは年一回です(汗)。
今年は、新たに強力なアイテムを導入しました。
その名は「霧吹き」。
これにオリーブオイルを入れて使ってみました。
掃除棒に巻いた布に、霧吹きでオイルを散布して、管の内部に塗布したのですが、これが非常に便利。
いつもだと、ついオイルをつけ過ぎてしまって液だれが起こったり、
乾燥までかなりの時間を要したりするのですが、
今回は、必要最低限量のオイルを効率よく塗布できました。
グレートバスやコントラバスなどの大型管には、管内部に直接オイルを吹きかけて、掃除棒で塗り伸ばす、ということも。
作業効率がアップしたおかげで、今回のオイリングは例年の半分ほどの時間で完了しました。
オイリングでお悩みの方、「霧吹き」、おすすめです。
なお、オイルは水に比べて粘性があるので、霧吹きを使っても水を入れた時のような綺麗な霧状にはなりません。どちらかというと、か細い水鉄砲に近い出方になります。それでも、掃除棒に適量オイルを染み込ませたいという用途には最適でした。
使用した霧吹きは一般的なプラスチック製のものです。オイルを長時間入れておくと変質のおそれもあるので、使った後は綺麗に洗浄しておくとよいと思います。